ご存知ですか?靴にはステ寸が必要です

2020/08/25

まずは靴のサイズについて、靴の専門家からの引用となります。

 

『日本人にとって、「足の長さ」=「靴のサイズ」という認識があります。

しかし、実際に靴の長さを計ると足の長さより大きくなっています。

これはあらかじめ靴に捨て寸(1~2センチ程度)が含まれており、表記されているサイズには捨て寸が含まれていないからです。

(例;24センチという表記の靴でも、靴の長さは捨て寸を含めて25.5センチ)

つまり、靴に入る「足の長さ」を基準に「靴のサイズ」が考えられているのです。

・・・

一方、欧米では、「木型長」を基準に「靴のサイズ」を考えています。

木型とは靴を作るときの原型となるものです。フルオーダーで靴を作る場合、足のモデルを採り、職人がそれを靴の形に整えていきます。そこには捨て寸も含まれています。西洋では靴をオーダーするということが古くから一般的だったため、このような基準になったのでしょう。

「足の長さ」と「木型長」は違います。「足の長さ」には当然捨て寸がありませんが、「木型長」には捨て寸があります。自身で足の実寸を計って、それをそのまま海外のサイズに換算すると、捨て寸のないきつい靴を選んでしまうことになります。

また、デザインや素材によってもサイズ感は変わります。

サイズ換算表や店員さんに聞いて、そのうえでしっかり試し履きして長く付き合える靴を選びましょう。』フスウントシューインスティテュートのホームページより引用

 

 

皆様は靴を選ぶ際の基準としているのはなんですか?

ご自分のサイズについてよくご存知ですか??

日本のJIS規格の靴は、足の長さ、周囲、幅、から割り出して、その足を入れたときにちょうど良いように、最初から足先の空間があります。捨て寸といわれるものです。

もし、足の長さが24センチで、足周囲も、概ね同数値なら標準足でEE幅です。

靴の底を見てみると大抵「24.0 EE」と表示があるはずです。

 

サイズって長さだけじゃないんですよね。

足の幅がとっても重要です。

EEサイズの方は、あまり苦労せずに選べるし、トラブルなく履けると思いますが、

先日いらした方は、25センチのC幅でした。

靴の表示は、A,B,C,D,E,EE,EEE,EEEE,となっております。

標準的な靴は、EEサイズで作れられていることが多いです。

そして、Eまでは、-6ミリ、Dまでは、-12ミリ、Cまでは-18ミリ、・・・とワンサイズ違うと周囲が6ミリ細くなっていきます。

幅はAに近づくほど細身になります。

25センチのC幅ですと、市販の靴ではなかなか探すのが難しいと思われます。

トラブル足でフットケアサロンに来店される方は、足の幅の狭い、華奢な足の方が多いです。

(巻き爪はどんな足の方にも発症するようですが)

たこ魚の目、ハンマートウ、外反母趾、などは、がっちりタイプの足の方には少ないですね。

トラブル足のかたは、上手にフットケアサロンを活用して、アドバイスに従っていけば、きれいな足に近づきますよ。

もちろん靴のアドバイス、靴屋情報もお伝えしております。

質問も受け付けておりますので、疑問点はその場でお尋ねくださいね。

************************

✨外国製の靴

日本の靴は選びやすいですが、外国製の靴は、木型の長さに捨て寸を含んだ数字が表示されていますので、24センチの人は、25〜25.5と表示されている靴を選ばないと、足の先端が当たってきついはずです。

外国製の靴は、フレンチサイズ、アメリカサイズ、イギリスサイズなどがあり、とてもわかりにくいので、店員さんと相談することをお勧めします。

そのサイズは、捨て寸込のサイズが表示されているので、ご注意くださいませ。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.fuss-und-schuh.co.jp/column/column2.html

 

✨ランニングシューズのサイズ表示について

ランニングシューズはUS規格で作られることが多く、基本的には足の実寸から10ミリプラスすると良いです。

つまり実寸が24センチの方は、25を選ぶということですね。

また、幅も、アメリカの表示と日本のJIS規格では異なっています。

アメリカのDDですと日本JIS規格のEE。USでEEだと、JISではEEEEになります。

レディスは、US規格で、Bが、JIS規格では、Dとなります。

なかなかわかりづらいので店員さんに聞いてから購入してくださいね。

 

もし、間違った靴選びをした場合・・・

 

<大きすぎる靴>

足が靴の中で動いてしまい、着地が不安定になる。足先と膝の向きが一致せず、脚への負担が大きくなり疲れやすくなる。

踵が抜けて地面へエネルギーが伝わらない。

足趾を有効に使えず、姿勢を保てない。

<小さすぎる靴>

爪や足趾を丸めてしまい、足趾をうまく使えなくなる。バランスが悪くなり、偏った筋肉がついて体が歪む。

巻き爪、ハンマートウの原因になる。

 

正しい靴選びができると、姿勢が良くなり安定して歩けるようになる。転びにくくなる。

正しい筋肉がつき、足膝腰の痛みが出にくくなる。

 

靴選びの重要性をわかっていただけましたか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

-